簡易電卓2(HTAバージョン)

今回のテーマ: HTA

前に紹介した簡易電卓スクリプトは、見た目がシンプル(いやま、中身もシンプルなんですけど)なのはいいのですが、作った本人が言うのもなんですが、一つ困ったことがあります。

とにかく、文字が小さくて見にくい。

これは、VBSが標準で備えている"InputBox"という機能を利用しているので、この文字を拡大するのはスクリプトでは不可能です。

そこでインターフェイスをかなり柔軟にカスタマイズできる"HTA"を利用して作り直すことにしました。

HTAとは、"HTMLアプリケーション"の略で、簡単に言うと「HTMLでアプリケーションのインターフェイスを作ってしまえ」というものです。見た目はHTMLやCSSといった、Webページ記述言語で作り、動作はJスクリプトやVBスクリプトで制御するのです。

実は通常のHTMLでもほぼ同じことが出来るのですが、HTAは「アプリケーション」として扱われるため、HTMLでは出来ないことも出来るのです。今回は使いませんでしたが、ローカルファイルへのアクセスは(セキュリティ上の理由により)HTMLからでは出来ません。HTAはアプリケーション扱いなので、ローカルファイルへのアクセスも可能となっています。

インターフェイスをWebページで作れるので、前回の簡易電卓よりも若干高機能になっています(実体はIEなので起動に時間がかかるようになってしまいましたが)。計算式と結果の履歴が画面に表示されるようになりました。

簡易電卓2ダウンロード


プログラムコードの表示

(プログラムコードがここに表示されます)

編集箇所は特にありません。が、HTMLやCSSの知識がある方は、使いやすいようにインターフェイスをいじってみてもいいかもしれません。