今回のテーマ: FileSystemObject、再帰処理
ウィンドウズが用意する「テンポラリフォルダ」にある不要ファイルを削除します。
この「テンポラリフォルダ」には、アプリケーションの作業ファイルや、セットアップファイルが、ほっておけばどんどん堆積します。このハードディスクにたまる「ゴミ」を掃除します。
これをソフトウェアで実現したものはいくつか存在します。が、「起動したときに、テンポラリフォルダのファイルをすべて削除」というものばかりです。
この方法でおおむね問題はないはずなのですが、「再起動時にテンポラリフォルダにおいたプログラムを実行し、最終処理を行う」プログラムやアップデートパッチを使用した場合、不具合が起こる可能性があります。
実際に、「起動時削除」方法を常用していると、ウィンドウズXpで「深刻なエラーから回復しました」というメッセージが出たことがあります。
このスクリプトの特徴は、「一定期間たったテンポラリファイルを削除」を行うところです。これにより、まだ必要とされている作業ファイルはそのままに、古い作業ファイルのみを削除、ということが可能です。
このスクリプトは「おおざっぱな掃除」がコンセプトです。根こそぎ捨ててしまうのではなく、そのうちきれいになるだろうという方針です。四角いハードディスクを丸く掃除するくらいのおおらかさが特徴です(^^;。
テンポラリフォルダのお掃除スクリプトダウンロード
一行目のConst DaysElapsed = 7
の7という数字を変更すれば、テンポラリファイルの削除猶予期間が調整できます。通常は3~7が適当でしょう。