ECO環境切り替えユーティリティ

β版発行に当たって

リアルの事情により、非常に長い間サイトが放置気味になっていたりしますが。

ええ、休日(1週間に1回)しかECOにも上がれない状態が続いてます、今も

その間、けっこーいろいろとECOを取り巻く環境も変わってたりしてたのですが。

このうちいくつかはかなり致命的で、switchECOをβ版に移行し、対応を進めていたわけですが。

対応完了→このまま正式版でいいかな→放置→ECO大幅変更→フリダシニモドル(※以下繰り返し)

を繰り返しています。とりあえず2012年4月1日現在、おおざっぱにいえば問題なく動いています。

ただし、ウィンドウズ7の64ビット版・インターネットエクスプローラー9で最新パッチがすべて当たっている状態のみの確認です。XPやビスタ・7の32ビット版は未確認です。が、それほど大きな問題は出ないはずだと思います。


はじめに

このスクリプト(アプリケーション)は、エミル・クロニクル・オンライン(以下ECO)のアカウントを切り替えるためのものです。

複数のアカウントを使用している場合、アカウントを切り替えてもスキルを登録したマクロは切り替わらず、手作業でマクロを切り替えて使用することになるため、切り替えが面倒だったり、切り替えを忘れてスキルが発動しないなんてこともあると思います。

ここでいうマクロは、ECOの機能のマクロのことです。

このスクリプトでは、アカウントの切り替えと同時に、各キャラクターのマクロを切り替えます。

注意事項

ECOの規約を見る限り、このスクリプトは禁止事項に該当する「外部ツール」ではないとわたしは判断しています。が、ご使用に当たっては自己責任でお願いいたします。

もちろん、ECOのプログラム本体でアカウント切り替え時にマクロも切り替えるように対応してもらえるなら、このスクリプトは存在そのものが不要なのですけど・・。

プログラム本体の動作には影響を及ぼさないので、これによって警告やアカウント剥奪などの処置は無いとは思いますが、確認を取ったわけではないので不明です。

確認を取ったらこのスクリプトが使えなくなる可能性もあるため確認不可(^^;;

この手のソフトを利用するとアカウントハックの不安がついて回ると思いますが、動作を見てもらえばわかるとおり、switchECOではユーザー名・パスワードは一切管理していません。よって万一アカウントハックを受けた場合、他の原因(ウィルスなどの不正ソフト)を疑ってください。

switchECO(およびその設定ファイル)自体は「テキストファイル」の一種なので、「メモ帳」などで開いて中身がすべて確認できます。アカウントハックを実現できるコードは一切ありません。

動作環境

ECO本体が必須なのは当然のこととして(笑)。

このアプリケーションは内部的にはインターネット・エクスプローラー(以下IE)なので、それもバージョン8.0以上を動作環境とさせていただきます。7.0以下は当方にテストできる環境がありません。

主なテスト環境はウィンドウズ7の64ビット版です。XPや7の32ビット版は気が向いたらテストしてますが、ビスタはそもそも持ってないのでテストできません。

ダウンロード

下記リンクを右クリックして、「対象をファイルに保存」などのメニューを使用してファイルをダウンロードしてください。

ECO環境切り替えユーティリティ"switchECO"ダウンロード

インストール

ECOをインストールしたフォルダに、"switchECO.hta"本体を設置すればインストールは完了です。

あとは必要に応じてデスクトップやスタートメニューにswitchECOのショートカットを登録してください。

アップデートの場合は、古い"switchECO.hta"をダウンロードした新しいもので置き換えるだけです。

初回起動時の注意点

switchECOのインストールが完了したら、起動する前に、ECOを1回以上起動し、少なくともキャラクター選択画面まで表示してから、ECOを終了してください。

つまりは、(システムリカバリーなどを行ったあとの場合も)ECOをインストールしたあと最低1度はECOを起動して、終了してからswitchECOを起動しないといけません。

ECOをインストールした直後の状態では、ECOの設定ファイルがまだ作成されていないため、switchECOがエラーを出すためです。

ECOはインストールフォルダに"eco.ini"という設定ファイルを作成し、ここに各種情報を格納します。switchECOはこのファイルから情報を読み出すため、設定ファイルがないとエラーを出します。

ウィンドウズ7での使用について

ウィンドウズビスタ以降、UACというセキュリティ機構が組み込まれました。

UACは(おおざっぱに言うと)、管理者権限を要求するプログラムを実行する場合、画面が暗転し、警告が出る機能です。

ECOもこの「管理者権限」を要求するアプリなのですが(普通にインストールした場合、ECOの起動の度に画面が暗転するはずです)、そのせいでswitchECOも管理者権限がないと動きません。が、switchECOはスクリプトなので、UACから管理者権限を与えることができません。

なので、「ECO自体でUACを回避する」か、「UACをオフにする」必要があります。

最良なのは「ECO自体が管理者権限無しで動くように改修される」なのですが・・これについてはガンホーに地味に要望を送りつけるしかないです。switchECOを利用しないユーザーも画面暗転は嬉しくはないでしょうし

ECOは「今時これか!」な設定ファイル管理法を使っています(プログラムフォルダに設定ファイルを置くという、ウィンドウズ3.1の頃から使われていて、なし崩しにウィンドウズ95以降も使われていた原始的な方法)。ウィンドウズXP以降のプログラムなら、ユーザー別のフォルダに設定ファイルを格納するのが普通です。こうすれば、アップデートの時以外は管理者権限を要求する「プログラムフォルダへの変更」が必要なくなります。ガンホー・ヘッドロックがこの改修を行う可能性は、・・きっとゼロではありません・・が・・。

UACをオフにするには、コントロールパネルから「ユーザー アカウント」を開き、「ユーザーアカウント制御設定の変更」を選択し、警告レベルを最低にすればECOも警告を出さなくなり、switchECOも作動します。

再インストールの場合の注意点

システムのリカバリーやPCの買い換えなどで、前のマクロをそのまま使いたい、などの場合の注意点を付記します。

ECOからバックアップしておくべきフォルダやファイルはおもに3つあります。

マクロはECOをインストールしたフォルダ(初期状態では"C:\Program Files\GungHo\Emil chronicle online")に"config"というフォルダがあり、ここにECOのマクロが格納されています。これをフォルダごとバックアップ(USBドライブなどに待避)します。

できればチャットのログも保存しておきたいところなので、ECOのフォルダの"chat"フォルダもバックアップしておきましょう。

あとはswitchECOの設定ですが、これはECOのフォルダに"switchECO.xml"と、"switchECO.ini"というファイルを作成してここに記録しています。これもバックアップしておきます(本体含めてswitchECOと書かれた3つのファイルをバックアップするのが間違いありません)。

あとは新しいシステムにECOをインストールします。インストールを行ったあと、先ほどバックアップしたフォルダ・ファイルをECOのインストールフォルダにコピーします。

以上の作業が終わったら、switchECOを使用する前に一度ECOを起動して、終了してください。これでswitchECOでのマクロ切り替えが可能になります。

アンインストール

"switchECO.hta"本体を削除してください。

設定の記録は、ECOをインストールしたフォルダに"switchECO.xml"というファイルを作成して記録しています。必要なければこれも削除してください。

switchECO自体の情報(ウィンドウサイズなどのオプション)は、"switchECO.ini"というファイルに記録しています。これも削除します。

要約すると、ECOのインストールフォルダにある"switchECO"と名のついたファイル3つの削除でアンインストールが完了します。switchECOではこれ以上のファイルを作成したり、レジストリを操作したりはしていません。

初期設定

switchECOを起動すると、現在のECOの設定を読み取り、それを表示します。

別のアカウントに切り替えてECOを起動してマクロを設定した後、ECOを終了してから「表示の更新(F5)」のボタンをクリックすると、その設定を読み込んで追加します(初回のみ必要。アカウントを1度読み込めば、次回から表示の更新は必要ありません)。

ECOの設定はECOを終了したときに書き込まれます。ECOを終了するまでは切り替え前のアカウントの設定が残っているため、読み取ることができません。

INIファイルから設定を読み出すのは、switchECO起動時(もしくは「表示の更新」などのリロード時)のみです。

この辺の動作は変更するかも知れませんが・・。

複数のアカウントを読み込んだ状態で、およそ以下のような表示になるはずだと思います。

アカウント名 キャラ1 キャラ2 キャラ3 キャラ4 設定編集
accountName1
accountName2
accountName3
accountName4

アカウント名やキャラクター名は環境に応じて変わります。

上の例では、職業に妙な偏りがあるのは気にしないでください(魔法使いが5人とかそのうち2人がウォーロックとか)。

使用法

Webログイン

起動時に、ECOのログイン画面が表示されます。ここでユーザー名とパスワードを入力してください。switchECOではパスワードを保管していません。各ユーザーにおいて管理してください。

なお、ここで起動されたIEがswitchECO専用のログインウィンドウです。他の方法で起動したIEは、switchECOから操作できないので、無視されます(ECOのアプリケーション・ショートカットからの起動や、IEを手動で起動した場合など)。

switchECOから起動されたIEは、必要なければ閉じてもかまいません。switchECOでゲーム起動操作を行った場合、再び自動的にIEを開きます。ただし、ログイン操作が再び必要になります。このIE画面が邪魔になる場合は、ウィンドウを最小化してください(switchECOの操作を行うと自動的にIEのウィンドウが復元されます)。

switchECOから起動したIEを操作して別画面に移った場合(課金のためにアトラクションセンターへ移動した場合など)は、switchECOからキャラクター選択ができなくなります。その場合、switchECOの「ログイン」ボタンをクリックすることでアカウント選択画面に戻ります。

ゲーム起動

Webログインが完了している場合、キャラクター名ボタンをクリックすれば、ゲームクライアント(のランチャー)が起動します。

起動する際に、マクロを切り替え(アカウントの設定に基づき4キャラとも切り替えます)、アクティブキャラを指定のキャラクタにした上でランチャーを起動しています。

マクロは4キャラ同時に切り替えているので、ここで気が変わって、同アカウントの別キャラを起動しても問題ありません。

設定編集

▲と▼のボタンで設定の上下入れ替えを行います。ここでの並び順はゲーム起動に影響しないので、わかりやすい順番に並べ替えることができます。

削除ボタンで、設定を削除することができます。「起動することのないアカウント」「間違って記録してしまったマクロセット」「支援用に特殊設定したマクロセット」などを削除することができます。

ただし、ここで設定を削除しても、おおもとの設定ファイル(ECOのクライアント側で作成されるマクロファイル)は残ります。

なお、現在ECOクライアントで使用されているマクロセットを削除しようとしても、できませんのであらかじめご了承ください(削除しても再び同じ設定を読み込むため復活します。別のマクロセットに切り替えてから削除してください)。

改版履歴

管理が面倒になってきたので(Web公開初版を1.0として)バージョン番号をつけました。

2012/4/1(1.4β1)
公式サイトリニューアルにより1.3系が使用不能になったため改修orz
ワンタイムパスワード無効化機能削除(不要になったため)
2011/3/13(1.3β5)
ショップポイントの期限切れが近づいたアカウントの起動に失敗する問題の修正。その状態になったのが初めてなので今まで気づきようもなかった(´・ω・`)
2011/1/1(1.3β4)
ワンタイムパスワードの有効・無効をチェックボックスで選択できるようにした
ウィンドウサイズを保存して次回起動時に元のサイズで起動するようにした
2010/9/14(1.3β3)
「残ショップポイントの確認」リンクへの対応(←あわてたぞ!)
アカウント操作(上下入れ替え)の時の挙動変更
2010/8/14(1.3β2)
キャラスロ増加対応、設置仕様変更
2010/7/11(1.3β1)
ワンタイムパスワード抹殺機能を暫定実装(パスワードのオートコンプリートが効かなくなるため)
2008/11/18
起動時にWebログイン画面を表示するように変更。
ECO起動画面(サーバー選択画面)のID保存チェックボックスを自動でオンにするように修正。これがオフになっているとIDの記録ができないため。
2008/09/24
Webログインの動作変更にあわせてこちらも動作変更。
2008/09/04
マクロセットがうまく更新できない可能性があるのを修正。違うIDで同じマクロセットを使っている場合にうまく更新できませんでした。
2008/08/26
Webログイン対応版に更新。
2008/08/22
暫定版において(とりあえず致命的な)一カ所の修正。アクティブキャラにひいているアンダーラインがずれていました。それに伴い、第3スロットのキャラを選ぶとスクリプトエラーが出ていました。
2008/08/21
ECOがWebログインに仕様変更したため、暫定版としてクライアント起動機能削除・パスワード入力機能削除
パスワード管理が不要になったため、設定ファイルよりパスワードを削除するスクリプトを掲載。
08/07/17
ECOのインストールパスをデフォルトから変更していた場合への対応。インストールパスを変更していない方は、アップデートの必要はありません。
08/05/20
一般公開版初版掲載。